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【著作権】「オーファンワークス」って何ですか?

【著作権】「オーファンワークス」って何ですか?

皆様

お疲れ様です。エイチエス行政書士法務事務所です。

久しぶりのブログ更新となってしまい、
たいへん恐縮でございます・・・(もう今年も11月か・・)

「著作権法の一部を改正する法律案」。
来年1月1日からの施行を控えており、
著作権法に係る話題を耳にすることも多い(?)今日この頃。
本日は、著作権法に関係した情報のご提供を。

ところで、皆さん、
『オーファンワークス』って言葉、知っていますか?

『オーファンワークス』とは・・著作権者不明の著作物のことを指します。

原則として、著作物を利用する際には、
著作権者の許諾を得なければならないのですが、
著作権者が誰なのかわからない、連絡も取りようがないというケース。
現実には発生しうるものでございます。

『オーファンワークス』=『孤児作品』だそうです。
(なんか、日本語にすると、すごく淋しい響きです(苦笑))

この問題、つまり「権利処理が滞ってしまう」ということですが、
著作物の円滑な活用/利用の妨げになっているわけですね。

もし、皆さんが何かのイベント等を企画し、
あるいは、Webサイトを公開し何かしらのビジネスを運営される際に、
とある著作物(楽曲や絵、書籍等)を使いたいけれども、
誰に許諾を得たらいいの?って場面が訪れたら・・困りますよね。

そんな時はエイチエスや行政書士にご相談を!と締めると
単なる宣伝になってしまいますので、ひとつの手段、情報提供です♪

☆オーファンワークス実証事業☆
サイトはこちら→  https://jrrc.or.jp/orphanworks/

・日本行政書士会連合会も協力している実証事業です。
利用したい著作物において、著作権者不明等の場合、
「裁定制度(文化庁)」により著作物を利用できるようにするのですが、
その利用の円滑化に向けた実証事業がおこなわれております。
<参考>
裁定制度・・権利者の許諾を得る代わりに、文化庁長官の裁定を受け、
通常の使用料額に相当する補償金を供託することで
著作物を利用できるようにする制度。。

・この実証事業を活用するメリットですが、
著作物利用時の供託金は、使用料ですので必要になりますものの、
裁定申請時にかかる手数料や、権利者捜しのための費用は、
無料となることです。(実証事業なので実行委員会が負担してくれます。)

・申請書の作成等は、時間もかかり、面倒に感じられるかもしれませんが、
上記サイトをよく読みながら対応すれば、独力でできると思います。
 〇一人でやるのはやっぱり不安という方、
  別途費用がかかりますが・・ご依頼いただければ、
  行政書士が貴方の代理人としてサポート致しますよ♪

◎2018年度の応募締め切り日は、12/3(月)です!
 今、まさにお悩みの方は駆け込み的にも利用ご検討を。
 それ以外の皆様は、もしも・・の時に笑顔になれるよう、頭の片隅に。

◎エイチエスは 日本行政書士会連合会 登録の著作権相談員です。

お読みいただき、ありがとうございました。
『エイチエス』を今後ともよろしくお願い致します。

エイチエス行政書士法務事務所
CEO 行政書士 菅原英和

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