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行政書士って?(その2)

皆様、お疲れ様です。猛暑が続く7月の終わりですね・・。

私のほう、兼業でシステム開発の企業で役員を務めておりますが、主に営業担当業務を担っております。
この時期の外は非常に厳しいものでして、海にも行っていないのによく焼ける(笑)
ただ、こうして足で稼ぐ仕事の取り方が自分にはマッチしてるな・・って、ふと思ったりします。時代がデジタル化しても営業はアナログ。究極のサービスはゼロかイチかで生み出すことなんてできない。
行政書士としての仕事もきっと同じだなと思う今日この頃でございます。

さて、今回も行政書士って何?をテーマにまとめさせていただきます。

行政書士法から「行政書士の責務」に関することを掘り下げてみましょう。

(秘密を守る義務)
第12条 行政書士は、正当な事由なく、その業務上取り扱った事項について
 知りえた秘密を漏らしてはならない。行政書士でなくなった後も、また同様とする。

「たよれる街の法律家」である行政書士のもとには、様々な相談が舞い込みます。
相談をうけた事件に関連し、お客様(依頼人)の個人的な事情であったり、秘密を知ることが多いのが我々行政書士です。
そうやって、お客様からしっかりとお話を伺った上で適切な助言、アドバイス、サポートといったサービスを提供するわけですが、
「秘密」を漏えいするような人間に安心して仕事をお願いできるでしょうか?
・・当然、できませんよね?
この条文、「守秘義務」と申しますが行政書士の責務で最も重要な義務だと言えます。

※ちなみに条文中の「正当な事由」とは?
これは本人の許諾や法令の規定に基づく義務があること等をいうものです。
その場合は秘密を開示しなければならないケースが存在することもあるわけですね。

どうぞ、安心してお任せくださいね、当事務所はもちろんのこと、
行政書士の同業者様は皆、これを理解して義務を果たしてくれるはずですので!

(時事ネタ)
守秘義務で思い出しましたが、最近話題の某教育系企業の顧客データ漏えい問題。
行政書士の業界のみならず、IT業界でも「守秘義務」は遵守すべき義務なのですが、
この事件のように「たったひとりの私欲的な行動」が大きな迷惑を巻き起こすものです。
しっかりと仕事をしているシステムエンジニアやプログラマーの皆さんまで疑いの目でみられてしまいます。
他人事とは思えない事件です。腹立たしい&あきれてしまいます。

 

もうひとつ、まとめてみましょう。

(依頼に応ずる義務)
第11条 行政書士は、正当な事由がある場合でなければ、依頼を拒むことができない。

これ、行政書士は、原則として依頼を受けたら拒否せず対応しなければならないという
責務を謳っているものです。非常に重い責任を感じますね。
私自身、行政書士法を勉強した中、この条文が最も印象深かったと思っております。
こういった責任が行政書士である自分にはあるんだなと身が引き締まりました。

※ちなみに条文中の「正当な事由」とは?これもみてみましょう。
例を言うと、病気や怪我で仕事ができない状況であればお断りするしかないですね。
また、お客様が犯罪や不法行為に関係する依頼をなされる場合、お断りします。
さらに行政書士の業務範囲を超えること(弁護士の業務範囲の仕事等)は
やりたくてもできないのでお断りするしかない・・
あれあれ?「正当な事由」はけっこうありますね。

これも、どうぞ、安心してお任せくださいね、当事務所はもちろんのこと、
行政書士の同業者様は皆、これを理解して義務を果たしてくれるはずですので!

万が一、正当な事由なく「そんなの知らん」と断られたお客様、当事務所へご相談を。
当事務所、専門分野以外のご依頼をお客様から受けた場合でもお断りすることなく、
信頼できる他の行政書士/他士業事務所をご紹介するサービスを提供させていただきます。
いわゆる「ご依頼事項との専門家」のマッチングサービスです。
※IT業界で蓄積した「案件と体制(IT技術者)マッチング」営業ノウハウの一部がここで活躍!

「行政書士の責務」を十分理解し、究極のサービスでお客様の笑顔を創る
それが当事務所のビジネスポリシーです!これからもよろしくお願いいたします。

エイチエス行政書士法務事務所

P.S.
上記の他にも「行政書士の責務」はいくつもあるんですよ。おまけ。
「信用と品位の保持」
・・・大丈夫か?俺は?(うそ。大丈夫です!任せてください。)
「関係帳簿(事件簿)をしっかりつけて保存する」
・・・業務とお金はしっかり管理してあたりまえ。
「業務取扱の順序に従い、迅速に処理する」
・・・タラタラやって、お客様に迷惑をかけるな!
「行政書士会に会費をちゃんと払え(会則遵守)」
・・・「払えなくなったら廃業しろ」ってニュアンスでずいぶん厳しい話を聞きましたね、
登録証交付式当日の研修で。もうしわけないですが、先輩/後輩関わらず、始める前からこんな感じのこと言われると気分が悪くなるんですよね・・
私は営業のプロ、また経営者でもありますのでビジネスのやり方、
知っているつもりなんだけどな~って。
おっと! いやいや、決して批判ではないです。まあ、ごもっともですといっておきます、今段階では(苦笑)

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